防犯の図書館

防犯、事件、犯罪心理について

アルペン会長が強制わいせつ致傷と窃盗で逮捕。個人的には信じられない話

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アルペン」「ゴルフ5」「スポーツデポ」の会長が逮捕されました。

それも暴行、わいせつ、窃盗の疑いによってです。

偉い人間も悪いことをするものだ、と鵜呑みにはできないと個人的に思う事件。以下、事件の詳細や私の所感を述べていきます。

事件の詳細

時期:2020年 11月29日午後0時15分頃から約40分間

場所:名古屋市中区のホテル

容疑者:アルペン会長の男性(72)

内容:女性(42)に対して以下の行為を働いた疑い。

・背後から首を絞める
・床に倒して馬乗りになる
・両腕をねじる
・わいせつ行為をする
・現金10万円と運転免許証を盗む

女性が警察に相談し、防犯カメラの映像などから容疑者が浮上し逮捕に至った。

女性は打撲などで3週間のけが。

会長は口論してもみ合いになったことは認めているが、暴行、わいせつや窃盗については否認。

なお、女性と会長は当日に知り合ったと報道されている。

何が信じがたいのか

私の先入観がなくはないです。しかし暴力、わいせつ、窃盗を同時に行う人間は自己統制があまりに未熟で、類似の犯行やもっと軽微な犯罪を繰り返している(ガマンできない)人物である可能性が濃厚です。

しかも犯行場所は証拠が残らざるを得ないホテル。

ホテル内での犯行は、防犯カメラの映像や被害者が生きていれば被害者の証言によって逮捕されます。ほとんど逃げ切れません。ホテルで犯罪を犯すというのは、それを想定できないタイプの人間がやることです。

報道されている行動から浮かぶ犯人像は、少年期からトラブルを起こし、青年期に数回の逮捕歴を有し、そして万が一初めての犯行であるなら20代~30代のうちにやらかしている。そんな人間です。

それを72歳の企業の会長が行うというのはあまりに不自然に思えます。

防犯カメラの映像、女性の体に残った暴行の傷跡は本物ではあるはずです。警察と医師による診断があって逮捕に至ったのでしょうが、その証拠と会長がどう結びつくのかについてはこれからの捜査次第でしょうか。

人格を変えてしまう要因

一見信じがたい報道ですが、もしこれが真実だとしたら?

会長は飲酒、薬物、もしかすると何かしらの疾患を抱えているのかもしれません。

犯罪者によく見られる「イライラしていた」「金に困っていた」という動機ではないと私は思っています。

遵法的な人が突然反社会的になり得る疾患は複数あります。

そして残された可能性としては、女性と会長の関係でしょうか。2人の関係性を窺い知ることはできません。互いにどう思っていたのか、事件当時どんなやり取りがあったのか、それを知ることができるのは当の2人のみです。

信じられない事件も、現場で起きた被害者と加害者の相互作用で結果として起きてしまうことがあるのは否定できません。

会長が盗んだとされる10万円も、金銭が欲しいのではなく女性への懲罰的な意味で持ち去った可能性はあります。

それでも、個人的には多少の疑いの目をもって見つめていくべき事件であるという考えに変わりはありません。続報を待つ必要があります。

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