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吉川市南広島でコンビニ強盗発生。垣間見える慎重さ

吉川市南広島でコンビニ強盗

1月3日の深夜、埼玉県の吉川市南広島でコンビニ強盗が発生しました。

犯行の時間や周囲の環境から見えてきたのは、犯人の慎重さ。

逃走中の犯人は、今後どのような行動をとるのでしょうか?

事件の詳細

発生時刻:1月3日の午前2時19分ごろ

場所:埼玉県吉川市南広島「セブンイレブン吉川南広島店」

手口:犯人は客を装い、店内で品出ししていた店員女性に刃物を突き付け、「金を出せ」と脅してレジに向かわせた。女性はレジにつくと刃物をふり払って男性店員に助けを求めたが、犯人は男性店員から3万円を奪い逃走。女性店員は右手にけがを負い、署は強盗傷害事件として捜査中。当時店内に客はいなかった。

犯人の特徴

・30代~40代男性
・身長170cmくらいのやせ形
・上下灰色の作業着
・黒のニット帽
・白色手袋
・メガネ、マスク着用

徒歩なのか車なのか、移動手段はわかっていません。

現場付近の写真

吉川市南広島航空写真

現場上空から。

現場付近は田園地帯となっており、人による監視の目が極端に少ないことが推察されます。また、犯行時間が夜中2時であることも犯人の逃走を容易にさせてしまったのでしょう。

コンビニ正面

現場正面。正面の広い駐車場は、住宅なら防犯上効果的ですが店舗では意味がありません。

コンビニ右側

現場の右側。国道が伸びていますが周囲に住宅や他の店舗は少なく、監視の目が期待できません。少し進むとパチンコ店がありますが、22時30分には閉店してしまいます。

コンビニ左側

現場の左側。一戸建て住宅が点在しています。深夜2時、現場周辺がいかに暗かったか想像に難くありません。

コンビニ向かい側

現場の向かい側。車道がありアクセス良好に見えますが、その一方で安定した人目が期待できない環境です。

犯人の慎重さが垣間見える事件

犯人は人目に付きづらい環境のことを知っていたと考えられます。時間も深夜2時を選んでおり、慎重さがうかがえます。

コンビニには必ず防犯カメラがありますが、帽子や手袋、マスクにメガネと個人が特定されにくいよう用心しています。刃物を持参していることからも計画的であることは明白です。

気になるのは今後の動向ですが、行き当たりばったりの犯行というよりは似た環境下での店舗強盗には特に注意すべきではないでしょうか。

住宅においては戸締りを忘れないことが必要です。2階以上でも窓の施錠は確実に行いましょう。玄関のポストなどに鍵を置いておく「置き鍵」も控えたほうが安全です。

犯人の移動手段が車やバイクなのか徒歩なのかによって警戒すべき範囲は変わってきますが、肝心の移動手段が不明です。もし車で移動しているのなら、リスクは近隣に限ったことではなくなります。

類似の事件は?

2014年に6kmほど南にある「セブンイレブン埼玉吉川南店」でも強盗未遂事件が起きています。

犯人はニット帽にマスク、刃物持参の上で夜中の1時に犯行に及ぶなどの類似点があります。しかし6年以上前の事件であるため関連は不明です。

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